3月13日。
今日は、おねえちゃんの命日。
あたしには、会ったことのない「おねえちゃん」がいました。
生きていたら、あたしの2つ上の姉。
誕生から1週間後に我が子を亡くした、若かりし頃の両親。
きなこを授かって、よりふたりの悲しい経験を理解する事が出来た気がします。
抜けるような白い肌の、綺麗な赤ちゃんだったそうです。
十月十日、お腹の中で育んで、
出産してやっと会えて、
一度も抱く事なく喪うなんて、あたしには想像もつかない。
ただ、
もしも「おねえちゃん」がこの世に生きていたら、
あたしは生まれてこなかったかもしれないわけで、
こうしてこの世に生を受けたから、
きなこもまた生まれてきたわけで。
両親には、感謝の気持ちでいっぱいなのです。
そして、健康でいられる事のありがたさを、常日頃忘れてはいけないと思うのです。
ちいさな幸せを積み重ねてゆける毎日がある事を、感謝して生きてゆこう、とも。